カテゴリ:母乳育児はプライスレス( 11 )

これは赤ちゃん主導の授乳のわかりやすい動画です。

赤ちゃんが上手にリードしてラッチオン(おっぱいをくわえる位置)する動画です。

この方法は赤ちゃんの原始反射を利用しておっぱいに吸い付きます。

リクライニングの状態なのでお母さんも楽!



ちょっと参考にしてみてください(^^)
by yslcjp1995 | 2014-09-17 17:41 | 母乳育児はプライスレス

これは早く確立してほしい! 「低血糖にブドウ糖ゲル」

ワイズレディスクリニックでも母乳育児を推進しています。

その中で悩ましいのが母乳が出るまでの赤ちゃんの栄養。
生理的に10%程度は減るのですが、
心配なのは低血糖。
そこで糖水やミルクを足すこともあります。

ワイズレディスクリニックでは哺乳瓶は赤ちゃんが乳頭混乱を起こす可能性を考え
(哺乳瓶と乳首ではその飲み方は全く違います!)
カップ授乳やスタッフならシリンジでの投与を行います。
でもこれはお母さんにもちょっと負担。

今回ニュージーランドで糖尿病の低血糖治療に使われているブドウ糖ゲルを使って低血糖の予防や改善が出来ないかを検討してLancetのオンライン版2013年にその効果が発表されています。

投与法は極めて簡単で40%ブドウ糖ゲル(200mg/kg)を頬の粘膜に塗布して飲みこませる方法です。

この中で低血糖の治療改善がブドウ糖の静脈投与とブドウ糖ゲルの失敗率(2回目の投与から30分後の血糖が46.8mg/dLと定義)で出されていて前者の24%に比べ14%と有意に下がっています。

この方法が確立されれば乳頭混乱の心配もなくなるし、
お母さんのそばに赤ちゃんはいるし、
ブドウ糖の静脈内投与する医療費の軽減にもなります。

是非導入して欲しい投与法です!
by yslcjp1995 | 2013-12-23 14:39 | 母乳育児はプライスレス

ちょっとショックです。 「健やか親子21」で見る母乳率

「健やか親子21」はは21世紀の母子保健の主要な取組を提示し、
みんなで推進する国民運動計画です。

その中のデータベースから一つの表があります。

妊娠時の喫煙の有無と生後1か月での母乳を与えていた率です。

d0231873_13451573.jpg


喫煙については第3分群ですが、1ヶ月での母乳を与えていた率は39.2%の第5分群です。
これは1回でも飲ませたの言うのも入っての値なのかは不明ですが、
依然人工乳の割合が高いんですね。

因みにクリニックでは人工乳のみというのはよほどでない限りありません。
母乳のみで1ヶ月健診まで来るお母さんが70から80%です。
80%以上母乳のお母さんを含めると80から90%位です。

母乳の良さをクリニック以外にも広げないといけませんね。
by yslcjp1995 | 2013-11-17 14:00 | 母乳育児はプライスレス

やっぱりかな? 母乳育児か粉ミルクかはママの性格

以前カナダで行われた研究で、おしゃぶりを与えた赤ちゃんが泣くかどうか、
母乳育児が人工乳になるのかを調べたものがありました。

その結果ではおしゃぶりを与えても泣く時間は変わらないが親の安心は増えたそうです。
また母乳育児に熱心なお母さんはおしゃぶりを与えても母乳育児で行く方が多かったそうです。

なんでもそうですが、モチベーションや意欲がなければうまくいかないですね。

厚生労働省の調査でも「母乳が出れば母乳で育てたい」が52.9%
「是非母乳で育てたいとおもっていた」が43.1%
で母乳で育てたいという方が96%になります。

ここでモチベーションが高い43,1%のお母さんよりも
「母乳が出れば母乳で育てたい」が52.9%のお母さんにどうアプローチするかがやはり問題です。

そんな中こんなデータがてていました。

「母乳育児か粉ミルクかはママの性格によると判明」

これによると、「外向的で心配性ではない母親は母乳で育て、内向的で心配性の母親に比べてその期間も長いという」ものでした。
何となくこの仕事を長くやっているとそんな氣はしていましたが、
データとして示されるとやっぱりという感じです。

「気の弱いママは人前で母乳を与えることを躊躇し、周りに粉ミルクを薦められるとそれに従ってしまうそう。」です。
私達も性格によってうまくいくかどうかというのは感じていましたが実証されたならより充実したサポートが必要を考えて行きます。

ソースはこちらからです。

http://irorio.jp/sousuke/20130807/72072/
by yslcjp1995 | 2013-08-08 13:50 | 母乳育児はプライスレス

「母乳と出世の関わりに関するレポートです」

医学誌「小児期疾患アーカイブス(Archives of Disease in Childhood)」の論文です。

もちろん、出世が人生の全てではないと私は思っています。

乳児期に母乳で育った人は、粉ミルクで育った人に比べて出世する確率が24%高く、
社会的地位が下がる確率が20%減少するそうです。

1958年(私の産まれた年です!)に生まれた1万7419人と1970年に生まれた1万6771人の比較ですからかなり大きなマスです。

ニュースソースはこちらから。

http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2952374/10958938

この文献の統計について専門家の方からは疑問が出ていました。
もともと疫学的な研究はランダム化比較試験(RCT)も二重盲検法(DBT)も実施不可能ですから、
多変量解析や傾向スコアを利用して数学的にRCTをシミュレートするという方法が行われているそうです。
そのためどうしても仮説証明のために利用されてしまいます。


母乳で育てることは大切なことですし、私は母乳は愛情の一つと思っています。
ミルクで育てている時にも同じように愛情は注がれると思います。
故あってミルクを使用しているお母さんを追い込むようなものではありません。

このニュースの最後にあるように
「粉ミルクを与えている母親であっても、母乳を与える母親とその子供の間でもたれるスキンシップを真似することで、子供の長期的な発育を支えることができるかどうかを調べる必要がある。」
という意見を支持します。
by yslcjp1995 | 2013-06-26 23:33 | 母乳育児はプライスレス

母乳と早期う蝕の関連「十分なエビデンスなし」との米国歯科医師会のレポートです。

従来乳歯がはえてきたら母乳育児はむし歯の原因だから止めるようにと言われてきました。

私はこの件に関しても十分な歯のメンテナンスを行えば十分なのでは?と思っていたのですが、
米国歯科医師会が最近それを裏付けるレポートを提出しています。

要約はこちらからどうぞ。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23372130

この中で母乳育児とう蝕の間の関連を認められなかったとしています。

従って米国歯科学会としては
1)米国の小児学会の生後6カ月までの完全母乳および離乳食開始以降の母乳継続を支持。
2)米国小児歯科学会の早期う蝕予防については布や柔らかい歯ブラシを用いた口腔内細菌のコロナイゼーション抑制を引き続き勧める

この2点が示されています。

昨日外来に来られたお母さんが1.5か月健診で保健師さんに
「まだ母乳あげているの!虫歯になるから止めなさい!!」と強く言われたそうです。

今後はこのような言動は慎んでもらいたいですね。
しっかり歯のメンテナンスを行いながら母乳育児すれば良い事ですから!
by yslcjp1995 | 2013-02-24 11:34 | 母乳育児はプライスレス

卒乳の時期について 世界的な平均は4.2歳 でもこの数字に縛られる必要はありません。

日本では1才前後で卒乳を考えるようなところがあります。

日本は歩くのもそうですが、どうも世間が早熟を要求しているような氣がしています。

横文字の文献で申し訳ないのですが、
この調査ではいわゆる卒乳の時期は世界的な平均では4.2歳だそうです。

http://www.breastfeeding-magazine.com/extended-breastfeeding.html

ただしこの調査で出た数値に縛られる必要はないと思います。
私たちは「哺乳動物」ですが、他の哺乳動物同様に乳離れの時期は来ます。
それが半年だろが6歳だろうが相応の理由(お母さんが抗がん剤を飲んでいるなど)がない限り、
赤ちゃんが決めたのなら構わないのだと思います。

ですから1歳を過ぎたら卒乳とか、妊娠考えたら卒乳とかという
エビデンスのない卒乳には紛らわせられないようにしましょう。
by yslcjp1995 | 2013-02-11 01:03 | 母乳育児はプライスレス

ノロウィルスに母児が感染しても母乳育児を続けましょう!

一段落したとはいえ、
今年は変異したノロウィルスで多くの方が苦しめられました。

もしお母さんや赤ちゃんが感染した時に母乳などはどうしたらよいか?

的確なアドバイスを見つけました。

要約すると

赤ちゃんが感染した場合は、嘔吐よりも下痢が長く続くそうです。
母乳で育てている場合は、そのまま母乳をあげるのが一番。
胃腸炎で傷んだ腸の粘膜への負担も、ミルクより小さいためです。

母乳でもミルクでも、嘔吐がある場合は、脱水症状に気をつけながら、こまめに授乳しましょう。
1回の量は少なめにしたほうが良いそうです。

万一お母さんが感染した場合です。
これまで通り母乳をあげられます。
ノロウイルスは母乳から赤ちゃんに移ることはありません。
「むしろ授乳により、お母さんの体内で作られた抗体が赤ちゃんへ移行するので、
発症予防や、赤ちゃんがかかったとしても症状が軽くて済むなどの効果が期待できます。

母乳は、様々な病原体の免疫が得られる『天然のワクチン』といわれる所以です。

感染予防としては嘔吐物の扱い、乾燥する前に処分、手洗いの励行などがあげられています。

詳しくはこちらをどうぞ。


http://www.yomiuri.co.jp/komachi/childcare/note/20130117-OYT8T00379.htm?from=navlk

答えているのは昭和大学医学部の水野克己准教授(小児科)です。
by yslcjp1995 | 2013-01-17 17:08 | 母乳育児はプライスレス

乳房の解剖

私自身の反省も兼ねてこの解剖図を載せます。
メデラ社という会社が支援して行われた研究です。

解剖図はもう完成していて新しいものは出来ないと思っていましたが、
最近のこの乳房の解剖図を見てちょっと衝撃でした。

今までの解剖図はこちらです。

d0231873_0343473.jpg


西オーストラリア大学での研究によって新たに作成された解剖図がこちらです。

d0231873_0363161.jpg


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西オーストラリア大学で行われた研究では、4つの主な違いが強調されています。
1.乳管は乳頭の近くで分岐
2.従来言われていた「乳管洞」は存在しない
3.乳腺組織は乳頭の近くに見られる
4.乳頭基底部では皮下脂肪の量が一番少ない

私たちのケアがこれで大きく変わることはありませんが、
お母さんへの説明の仕方は少し変わるかもしれません。

母乳育児をする側にとってとても重要な解剖図になります。

メデラ社のエビデンスデータはこちらです。

http://www.medela.com/JP/ja/breastfeeding/research-at-medela/breast-anatomy.html
by yslcjp1995 | 2013-01-10 00:02 | 母乳育児はプライスレス

「スプーン授乳とカップ授乳」の動画です。

哺乳瓶の飲み方と母乳の飲み方は違います。
そのため、哺乳瓶に慣れてしまうと母乳を直接乳首から飲めなくなると言われています。
良く乳頭混乱と呼ばれるものです。


直接おっぱいが赤ちゃんが吸えない状況でも
搾乳した母乳をスプーンやカップを使って授乳することは出来ます。

先日、理事長ブログでも紹介した
スプーンやカップでの授乳方法です。







ちょっとお母さんが外出する際にもこの授乳方法を知っていれば、
わざわざ哺乳瓶に慣らす必要もありません。

是非参考にしてください。
by yslcjp1995 | 2013-01-08 00:01 | 母乳育児はプライスレス


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