カテゴリ:一般医療情報( 34 )

現在の産婦人科医療のわかりやすいサイトです!

日本産婦人科医学会が作った今の日本の周産期に関する状況です。

日本では世界でも類を見ないくらい安全に出産できる環境が整っています。

この結果を作り上げられた先人たちの努力。
少ない医療資源で、必死でみんなが努力して、築き上げたものなんです。


http://llstation.com/infographics/ig01.html

どこまで守れるかは私達だけの努力ではもう無理な状況になっています。
政治や妊婦さんだけでなく社会全体が支える必要があります。

このサイトではその他に不妊治療、腫瘍などについても現在の状況を知ることができます。
是非一度見て下さいね。
by yslcjp1995 | 2014-08-17 21:06 | 一般医療情報

やはり認知症と喫煙には関係があるようです!

以前喫煙は認知症を減らすという報告があり
愛煙家の禁煙を妨げる要因にもなっていました。
でも最近はこの報告にも否定的なデータが多くなってきました。

さらに日本老年医学会で今回、九州大学の医師グループの発表で
たばこが認知症のリスクとなることが示されました。

記事から引用すると

『今回の調査は、1988年時点で認知症でなかった福岡県久山町の高齢者712人の集団(平均年齢72歳)を15年間追跡した。また、この集団の15年前(72~73年、平均年齢57歳の中年期)の健診記録を照合。中年期、高齢期の喫煙状況と認知症発症の関係を調べた。

 追跡期間中に認知症を発症したのは202人。中年期、高齢期の各時期で「喫煙」「過去に喫煙歴あり」「非喫煙」に分けて分析すると、喫煙者は非喫煙者に比べ、認知症の発症リスクが2倍になった。過去に喫煙歴がある人と非喫煙者では明確な差はなかった。』

私も介護認定審査会の仕事をしていますが、
認知症と診断ついている方は1回の審査約30名中半数位と結構います。

本来喫煙自体で肺がんになって医療費を使うだけでも家族や国に負担をかけています。
喫煙者が減れば認知症の数も減り、国の介護費用の軽減だけでなく個人の介護に関する費用や精神的な負担は減ります。

喫煙されている方の意識が少しでも変わるといいですね。

引用先の記事はこちらです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140614-00050102-yom-sci
by yslcjp1995 | 2014-06-16 04:54 | 一般医療情報

妊娠中の海外旅行はお勧めしませんが、22週までなら入れる保険もあります。

妊娠中の海外旅行については産婦人科のほとんどの先生が止めるように言います。
理由は海外での医療は日本のようにはいかないということです。

言葉の問題、施設の問題、そして金額の問題。
起こってからは全て受け入れなければなりません。
周囲の声も何かあったら一転します。

それだけの覚悟で行く必要があるかは個人の判断です。

通常の海外旅行の傷害保険では妊娠は免責になっています。
でも、妊娠22週までなら加入できる保険もあるようです。

f0141246_1912863.jpg


ただこの中にもあるように

※保険期間中(旅行期間中)に妊娠22週になった時点で当特約の利用はできなくなります。

つまり22週以降の旅行は保険会社が商売にならない位危険と判断しているということです。
ハワイでの早産で4000万近く請求されたということは有名な話です。
それだけハイリスクだということを言っているのだと思います。

旅行よりもお腹の赤ちゃんのことが何よりも大切と思うなら
妊娠中の海外旅行は止めておいて下さいね。

保険のパンフはこちらです。

http://www.tsconsulting.jp/pg_infinity.html#staff03
by yslcjp1995 | 2014-05-30 19:22 | 一般医療情報

一人産むと1本歯をなくすというのは本当です。 ケアが大事ですね!

昔から良く子供を一人産むと1本歯をなくすと言われていました。

それを裏付けるような統計が出ています。

東京医科歯科大の植野正之准教授(健康推進歯学)と国立がん研究センターなどの共同研究です。

「出産回数0回の女性は18・6本の歯が残っていた。しかし、出産回数2回で18・3本に減り、3回では16・4本だった。4回以上だと15・6本となり、0回の人に比べて約3本少なかった。上下でかみ合っている奥歯の数も出産回数が増えると減った。男性について子どもの数で同様に分析したが、歯の数との関連はなかった。」

対策としては「きちんとしたケアと妊娠中でも一般的な歯の治療は受けること」と植野先生もお話しています。

クリニックでは必ず妊娠中の歯のメンテナンスについてはお勧めしていますし、積極的な治療をと言っています。
それが正しいものであったことを証明されました。

記事はこちらからの引用です。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2014/5/2/211239/?portalId=mailmag&mmp=MD140502&dcf_doctor=true&mc.l=40463191
by yslcjp1995 | 2014-05-03 08:24 | 一般医療情報

「ビスフェノールA」(BPA)と流産の関係

「ビスフェノールA」(以下BPA)は幅広いものに使われているので
完全に除去は難しいのが現実です。

BPAは缶詰、食品の包装、レシートのインク、そしてペットボトルやプラスチック製の保存容器として使われています。

『カリフォルニア、スタンフォード大学の研究の結果、プラスチック製品などに含まれる化学物質「ビスフェノールA」(BPA)が流産のリスクを80%も高めることが分かりました。114人の妊婦を対象に調べたところ、血液中のBPA濃度が高い人は流産する確率が飛躍的に上がったのだそうです。』

数も少ないしデータとしてはまだ不十分ですが、今後の結果を見守りたいですね。


なお、このBPAは加熱されると容易に溶け出す性質があるので、
プラスチックの容器は加熱しない、ペットボトルは温めないしたほうがよいようです。

最近はBPAフリーの容器もあるようなのでそちらを使うというのも手ですね。

参照記事はこちらです。

http://news.ameba.jp/20131016-104/
by yslcjp1995 | 2014-01-28 00:08 | 一般医療情報

未受診妊婦はハイリスクです。産科施設受診をするか行政に相談を。

先日救急のコントロールセンターから他の市町村での破水の妊婦さんの受け入れを要請されました。

3人目でどこにもかかられていないとの事です。
最終生理からは10ヶ月のようでした(でもこれも保障はありません...)

感染症や赤ちゃん、お母さんの状態も分からいない状態で
一次医療施設での受け入れはまずできません。

一度お断りしたのですが、再度救急隊からの要請。
これに対してもお断りしました。

理由は前述以外にその日は4人の待機を抱え、しかも午後から子宮がん健診も急遽依頼されている状況で
リスクある方の受け入れは難しいです。

産婦人科医は私はじめ何とかしてあげたいと思いますが、
現実としては受け入れは困難です。

色々な事情があるのかもしれません。
でもお母さんもですが産まれてくる赤ちゃんにも安全が必要です。

もし周囲に未受診の方がいたら本人に早く産科施設の受診を勧めるか
速やかに行政に相談するように是非話してください。
by yslcjp1995 | 2013-12-27 18:33 | 一般医療情報

再掲します。「授乳中の方もクリスマスケーキをどうぞ!! 乳腺炎は心配ありません!!」

8月26日に出版した拙著「出産と育児を10倍楽しむ方法」にも書きましたが、
最近外来でもまた聞かれるのでブログ記事を再掲します。

良く食べ物で乳腺炎になると言われることがあります。

そのため脂っこいものや甘いものはいけませんと言う指導を行う助産師、医師もいます。

しかしそれには根拠はありません。
あくまで経験に基づきます。

エビデンスの中でも経験や少数の症例に基づくものは重要視されないにもかかわらず、
こういう意見がまかり通っているのは残念です。

つい最近までうちのスタッフにもいましたし、
アンケートでも院内の食事が母乳に良くないという意見がありました。

2008年にThe Academy of Breastfeeding Medicine(ABM)が出した乳腺炎に関する指針があります。

http://www.bfmed.org/Media/Files/Protocols/Japanese%20Protocol%204%20revised.pdf

この中で

「特定の食事内容がヒトにおける乳腺炎のリスク因子となるエビデンスは存在しない。」

とあります。

理由としては、

1)母親の食事は脂肪の組成には影響するが、脂肪の濃度には影響しない

2)乳汁中の脂肪量は一定以上は上がらない。
 食べた量と乳汁中への脂肪は正の相関ではなく、ホメオスターシスが働く。

3)脂肪球の直径はわずか脂肪球の直径は、1〜10μm→脂肪では乳管(直径2mm位)は詰まらない

などなどがあげられます。

また脂肪は脂溶性のビタミン、免疫物質などが含まれていて重要な成分が含まれていて
児にとって需要な栄養分ですから低脂肪食にこだわる必要は一切ありません。

注)クリニックが和食と洋食(中華など含む)を2:1で提供しているのは、
私たち日本人にとって消化しやすい食べ物を提供したいという意味で
母乳に和食が良いという意味ではありません。
その点も誤解があるようなのでここで明確にしておきます。
和食=日常食という考えがクリニックの方針です!

「母親が健康でいることが、赤ちゃんには重要」なのだと思うから
食べるものには配慮が必要ということを言いたいのです。

では、経験的にケーキを食べたらおっぱいが張ったという方もいます。
そういう時のシチュエーションはどうでしょう。
本来ならば授乳しなければならない時間だったのに
外出先なのできつめのブラをしていたとか、授乳できなかったとか、
つい赤ちゃんが寝ていたので、ティータイムしてしまったとか
授乳間隔が空いていませんでしたか?

そういう点を氣をつけてもらえれば心配ないんですよ!

ですからこのクリスマス、授乳中の方も心配なくケーキ食べてください。
でも授乳は間隔開けずにしっかりあげてくださいね!!

by yslcjp1995 | 2013-11-23 18:00 | 一般医療情報

県別の子宮がんの死亡率が出ています。 

子宮頸がんと体がんの2010年の県別死亡率が出ています。

出来れば子宮頸がんと体がんとはわけて統計が出るとよいのですが、
これでは一緒になっているようです。

d0231873_0214990.gif


1位は佐賀県でした。
ワースト10には九州、四国で8県が入っています。
何らかの因果関係があるのでしょうか?

埼玉県は31位で、死亡総数は300人で10万人当たりの死亡数は8.37人です。
全国の10万人当たりの死亡数8.70人ですから平均をやや下回るくらいです。

こちらは子宮頸がんの県別の受診率です。

f0141246_0373350.gif


埼玉県は20%に満たない結果です。

いずれにしても早期発見のためには定期的な検診と一刻も早い安全性の確認された子宮頸がんワクチンが必要です。
by yslcjp1995 | 2013-10-18 00:33 | 一般医療情報

埼玉県の風疹流行状況 第33週(8月12日~8月18日)

埼玉県の第33週の検査診断例6例の届出でした。

すいません、先週は報告し忘れてしまいましたが、
少し減少傾向にあります。
元々春から夏の流行なのでそろそろ下火になると思います。


f0141246_1725186.gif


ただ先天性風疹症候群の報告はまだまだ続いています。
そしてまだ増える可能性が残っています。

一番心配なのは来年も同様な事がないかという事です。
是非ワクチン未接種の男性は抗体を確認の上接種をお願いします。
また妊娠を考えている女性も一度は抗体検査受けてください。
そして16倍以下なら是非ワクチンを接種してください!!
by yslcjp1995 | 2013-08-21 17:09 | 一般医療情報

手足口病の流行と妊娠中の罹患について

手足口病は夏季に子供を中心に起こる急性ウイルス性感染症です。
成人での発症はそう多いことではないのですが、抗体がないと発症する可能性はあります。

原因のウイルスは特定されていてエンテロウイルスであるコクサッキ-A16(CA 16)、あるいはエンテロウイルス71(EV 71) とされていますが、他のエンテロウイルスでも起こるようです。

症状は発疹で名前の通り手足を中心に全体に広がります。
治療は抗ウイルス剤もなく対症療法で抗ヒスタミンの軟膏で対処できます。
口腔内に出来ると食事が困難になるため食事内容や水分補給が重要です。
抗生剤の使用は必要ないとされています。

このウイルスは長期にわたり糞便から排泄されるので感染が広がりやすい傾向にあります。

今年の都内での発症は過去最大に急増しています。

d0231873_10102950.png


ワクチンは開発されていないので標準的な予防対策が必要です。
つまり排泄物に対する注意と手洗いの励行は必要です。

良くお子さんが罹られた妊婦さんから質問があります。
これについては、国立感染症研究所のHPからの転載をしておきます。


妊婦のHFM(手足口病):
前述の理由(成人での発症はそう多いことではないのですが、抗体がないと発症する可能性はあること)により、まれではあるがたまたま妊婦がHFMに罹患することはある。妊婦のエンテロウイルス感染により胎児異常が対象群より高率にみられたとの報告もあるが、これに対しては否定的な報告も多い。HFM の妊婦感染についての広範な調査成績はない。CA16によるHFM に伴って流産がみられたとの報告もあるが、これまでのところ妊婦のHFM による流産・胎児異常は極めてまれなものと考えられる。したがってHFM に罹患した妊婦に対しては、妊娠経過および出生した児について通常より慎重に観察を行う必要はあり、またその旨の説明を要するであろうが、不必要に妊婦に不安感を与える必要はないと考えられる。

以上から妊娠中に手足口病にかかってもいたずらに心配する必要はないようです。

http://idsc.nih.go.jp/disease/hfmd/about.html
by yslcjp1995 | 2013-08-12 00:03 | 一般医療情報


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